概要
みなさんこんにちは。フルスタックエンジニアの高瀬 @takasehiromichi です。
今回、バウンスメールを受信した際にSNS通知を作り込んでいたのですが、その際にバウンスメールをテストする必要があったので、送信クォータやバウンスなどの制限に引っかからずにバウンスメールなどをテストする方法について記事にしようと思います。
メールボックスシミュレータ
Amazon SES には、メールボックスシミュレーターがあります。
- メールボックスシミュレータは、サンドボックス環境下でも使用できる
- アカウントの最大送信レートのクォータの影響は受けるが、毎日の送信クォータの影響は受けない
- メールボックスシミュレータに送信するメールは、配信性能や評価のメトリクスには影響しない
- メールボックスシミュレータに送信するメールは、他のメールに送信するのと同じ請求の換算になる
メールボックスシミュレータのアドレス
これらのアドレスに送信するには、AWS CLI、AWS SDK、マネジメントコンソール、SES SMTPインターフェース、SES APIのいずれかを使用して送信する必要があります。
正常な送信
- success@simulator.amazonses.com
- バウンス
- bounce@simulator.amazonses.com
- 自動応答
- ooto@simulator.amazonses.com
- 苦情
- complaint@simulator.amazonses.com
- サプレッションの受取人アドレス
- suppressionlist@simulator.amazonses.com
マネジメントコンソールからの使用
SESの画面に移動します。
設定 > 検証済みID から、検証済みのIDをクリックします。
テスト E メールの送信をクリックします。
from-addressを入力します。
シナリオを選択します。
本文を入力します。
オプションで、本文や、設定セットを設定します。
テスト E メールの送信をクリックします。
テストのメールが送信されます。
AWS CLIからの使用
AWS CLIを使用しても送信することができます。
バウンスは以下のような形です。
aws ses send-email --to bounce@simulator.amazonses.com --from <fromアドレス> --subject <件名> --text <本文> --region <リージョン名>
苦情は以下のような形です。
aws ses send-email --to complaint@simulator.amazonses.com --from <fromアドレス> --subject <件名> --text <本文> --region <リージョン名>
まとめ
AWS CLIを利用することで、プログラマブルにテストすることができますね。
